運命のチーズ

牧場とモッツァレラ

その日の太陽の輝き、風の流れ、雲の形、
牛という命、そしてミルク。
自然という運命に引き寄せられて、
今日しか出会えない食べものが生まれます。

その時、私たち人間にできることは、ごくわずか。
だから、この恵みに尊ささえ感じるのです。

そう、これはたかがチーズ。
でも、口にした人が
「酪農家になりたいなぁ」と思うくらい、
誰かの運命を変えるくらい、
とびっきりのものにしなければ、と強く思います。

チーズは嘘をつけません。
人と牛との関係が、すべて味に出てしまうから。
日々その覚悟を胸に、
二度と会えない“今日のチーズ”と向き合っていく。

チーズを作る牧場の決意です。

母牛と子牛

牛舎から数十メートルの工房で

私たちは北海道の東部、中標津町にある牧場です。ここの主役はあくまで牛たち。ホルスタインとブラウンスイスという二種類の乳牛を、牛が牛らしくのびのびと過ごせるよう気を配りながら育てています。そんな牛たちがわけてくれる濃厚なミルクで、私たちはチーズを作り始めました。

チーズ工房があるのは牧場の敷地内、牛舎からわずか数十メートルの距離。搾ったミルクを手早く丁寧に運べるから、鮮度や状態を変えることなく、そのままチーズにできるのです。

フレッシュチーズ担当:竹下耕介
ハードチーズ担当:竹下邦枝

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