中標津空港から始める、道東2泊3日のモデルコース

中標津空港は、小さな空港です。羽田から約90分、1日1便。飛行機を降りて、預けた荷物を受け取るまでが早い。ここから道東の旅が始まります。

正直に言うと、道東は広すぎます。知床も摩周湖も釧路湿原も野付半島も、全部行こうとすると、車の中で旅が終わります。私自身、お客さまに「どこを回ればいいですか」と聞かれるたびに悩んできました。この記事は、その悩みの末にたどり着いた「詰め込まない2泊3日」です。

1日目:空港から、地平線へ

空港でレンタカーを借りたら、まず開陽台へ(車で約30分)。330度の地平線が見える丘です。ここで一度、道東の広さに体を慣らしてください。丘の上ではちみつソフトを食べて、あとは何もしなくていい。

夕方には宿へ。中標津の牧草地の中に、うちの一棟貸しの宿 farm villa taku があります。チェックインしたら、その日はもう移動しない。薪ストーブに火を入れて、窓の外で暮れていく牧草地を眺める。それが1日目の正解だと思っています。

2日目:湖へ行くか、海へ行くか

2日目は一つだけ選びます。

湖の日:摩周湖まで車で約1時間。霧がかかっていたら、それも摩周湖です。近くの神の子池まで足を延ばすと、青い水の底に沈んだ倒木が見えます。

海の日:野付半島まで車で約50分。海の中に細く伸びた砂の半島で、トドワラの立ち枯れの木々と、運が良ければ野生のエゾシカに会えます。

どちらを選んでも、夕方には宿に戻ってください。道東の旅で一番贅沢なのは、観光地ではなく「早く帰ってきた夕方」だと、宿をやっていて気づきました。

3日目:牛に会って、帰る

最終日の朝は、牧場の朝を見てください。うちでは朝6時30分から、牧場主の案内で牛舎と放牧地を歩く牧場散策をやっています(開催日は限られます)。チーズになる前のミルクが、どんな土地とどんな牛から生まれるのか。歩いた人にだけ見える風景があります。

帰りの飛行機の前に、工房のチーズをクーラーバッグに入れて持ち帰るか、自宅への直送を頼んでおくと、旅が食卓まで続きます。

正直な注意点

知床(ウトロ側)まで行くなら片道2時間近くかかります。2泊3日に知床を入れると、かなり駆け足になります。知床を主役にしたい方は、3泊4日にするか、知床泊と組み合わせることをおすすめします。あと、道東の運転は距離感が本州と違います。ナビの到着時間に、鹿との遭遇分の余裕を足してください。

この行程の真ん中にある宿、farm villa taku は1日1組だけの一棟貸しです。空室は予約ページからご確認いただけます:farm villa taku 空室を確認する

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